App Store / Google Play におけるキーワードの検索ボリューム推定について ( ASO )

今日 ASOの基礎とASOでのAPP ANNIEの活用法 で App Annie の新機能である検索ボリュームについて聞くことができたので、App Store / Google Play の検索ボリュームについてまとめてみる。

これまでの検索ボリューム推定

これまで、App Store / Google Play でユーザーが検索したキーワードの検索数(=検索ボリューム)を知ることは難しかった。

ASO の PDCA を回す中で、「キーワードA より キーワードB の方が検索数が大きそう」というのを推定したり、App Store / Google Play の検索サジェストから推定したり、ウェブの検索ボリュームを調べるツールからアプリの検索ボリュームを想像したりとかその程度だった。

App Annie の検索ボリューム

今回追加された App Annie の検索ボリュームの項目の話を聞いたら、検索ボリュームを表す指標として、一番良い指標のような気がした。

少し分かりづらいかもしれないが、 App Annie の検索ボリュームを算出するアルゴリズムについて教えてもらったものを以下に説明する。

App Annie はアプリ事業社からアプリダウンロード数のデータを提供してもらっている。データ数が総アプリの 10% ほどを占めているので、それ以外のアプリのダウンロード数もだいたい分かっている。このデータは推定ダウンロード数という形で提供されている。

また、それぞれのアプリのキーワード順位が分かっている。これはユーザーから見える、誰でも入手可能なデータで正確なデータ。

アプリのダウンロード数とキーワード順位の大量のデータからデータ解析すると、「このキーワードがどの程度ダウンロードに寄与していそう」というおおまかな予測ができる。これを検索ボリュームという値で提供しているらしい。

値は 100 点満点(?)のスコアのような形で提供されており、検索された絶対数ではない。そのためキーワード同士を比較するのに使うと良い。

これはかなり有益なデータだと思う。有料会員しか見れないのがつらいが。。。

ちなみに Searchman の検索ボリュームって

ちなみに、 Searchman の検索ボリュームは、あるキーワードで検索した時に検索結果として表示されているアプリの総数のみを指標として “検索回数” という名前でデータ提供している。検索ボリュームというより競合数かな。

まとめ

App Annie の有料会員のみ見れる機能だが、真面目に ASO に取り組みたい人にとっては、お金を払ってでも欲しいこれまでにはない精度の情報な気がした。自分もまた真面目に ASO やる時に検討しようかな。

App Store と Google Play の ASO 基礎

iOS (iPhone/iPad) のストア App Store と Android のストア Google Play はストアに同じような情報を設定できるが、それぞれの検索エンジンのアルゴリズムが異なるため、ASO 対策も異なる。

この記事では、ユーザーが入力する情報のなかで ASO に影響を与える変数をそれぞれまとめる。

なお、App Store も Google Play も検索アルゴリズムは日々アップデートされているので、以下に書いた情報が今後正しい情報である保障はない。以下の情報は過去一年以内に私が調査した結果から得られた知見である。

App Store の ASO に影響を与える変数

App Store

  • アプリ名
  • キーワード

アプリ名

アプリ名がキーワード検索に一番影響を与える変数である。そのため、 ASO 的にはアプリ名に多くのキーワードを入れた方が効果が高いが、最近アプリ名にキーワードを入れることに対して厳しくなっているので現実的に対策が難しくなっている。あくまでも自然に関連するキーワードを入れていきたい。最近アプリ名の上限文字数は 50 文字に制限されている。

キーワード

キーワードはアプリ名の他でキーワード検索に影響を与える代表的な変数である。言語ごとにカンマ区切りで 100 文字まで入力できる。カンマの後に半角スペースを入れるともったいないのでギリギリまでつめたほうが良い。

他には?

説明文は検索結果に影響を与えない。そのため、説明文はアプリ詳細ページに来たユーザーがダウンロードにつながるような自然な文章が求められる。

デベロッパー名はユーザーが設定できる点で、アプリ名とキーワードの他に検索に与える唯一の要素だと思われるが、これは頻繁に変更できる要素ではない。

App Store のアプリ名とキーワードは含有率の影響もなく、アプリ名とキーワード間で重複しても効果がない。そのためアプリ名に同じワードを複数入れても意味がないし、アプリ名に入ったワードをキーワードに含めてもプラスの効果はない。

Google Play の ASO に影響を与える変数

Google Play

  • アプリ名
  • 簡単な説明文
  • 詳細な説明文

アプリ名

アプリ名がキーワード検索に一番影響を与える変数である。 文字数の上限は 30 文字である。Google Play のアプリ名は含有率の影響を受けるので全体的なワード数が増えると一単語あたりの影響が弱まる。

簡単な説明文

簡単な説明文は上記に上げた 3 つの変数の中で一番影響の小さい変数である。文字数の上限は 80 文字である。簡単な説明文は検索に与える影響がかなり小さいため、ユーザーが詳細ページを見た時にインストールにつながるような訴求文言にしたほうが良いと思う。

詳細な説明文

詳細な説明文はアプリ名の次に気軽に変更できて検索に影響を与える変数である。文字数の上限は 4000 文字である。詳細な説明文は含有率の影響を受けないため、文字数が増えても一単語あたりの価値は下がらない。

他には?

App Store と同じく、デベロッパー名は検索に影響を与える。しかしこれも気軽に変更できる要素ではないので、最初に慎重に設定したほうが良い。

Google Play では同じキーワードを繰り返し使うとそのキーワードの価値が上がる。そのため、重要なワードはアプリ名にも簡単な説明文にも詳細な説明文にも入れたほうが、そのキーワードの検索順位は上がる。なおかつ詳細な説明文に複数回用いた方が検索順位が上がる。ただし、Google はスパム対策がされているため、あくまで自然な文章となるように無理矢理入れないほうがよい。

まとめと補足

以上で App Store と Google Play の簡単な比較を書いた。他にも溜まった知見があるので少しずつ記事にしていければと思う。

ASO は検索順位を上げるために効果的な方法であるが、ストアが望まない形でやりすぎるとリジェクトされたり削除される危険性もある。そのため、あくまでリスクを考えて各自の判断で行ったほうがよい。上記の方法を試したことによる責任は負えませんのでmm