WordPress が Mac で動作するように、以下の流れで導入していく。なお、前回までの記事の WordPress が Heroku で動作する環境の構築は完了している前提で話を進める。
- MAMP 導入
- MySQL でなく PostgreSQL で動作するようにする
- ブラウザで localhost と入力すると WordPress のトップページを表示
基本的には、mhoofman/wordpress-heroku の Wiki の Setting Up a Local Environment on Mac OS X の流れで導入する。Windows も導入の流れは変わらず、 MAMP の代わりに XAMPP を使う感じになるはず。
1. MAMP 導入
https://www.mamp.info/en/downloads/ から MAMP をダウンロードしてインストール。インストールしたら起動しておく。MAMP は Pro じゃなくて OK。
2. MySQL でなく PostgreSQL で動作するようにする
http://postgresapp.com/ から PostgreSQL をダウンロードしてインストール。
インストールした Postgres を起動して、コマンドラインで以下のコマンドをたたく。
CREATE DATABASE wordpress;
CREATE USER wordpress WITH PASSWORD 'wordpress';
GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE wordpress to wordpress;
WordPress のルートディレクトリ以下にある wp-config.php の $db = から始まる行を以下に書き換える。この設定で、ローカルでも Heroku でも PostgreSQL にアクセスできるようになる。
$db = parse_url($_ENV["DATABASE_URL"] ? $_ENV["DATABASE_URL"] : "postgres://wordpress:wordpress@localhost:5432/wordpress");
3. ブラウザで localhost と入力すると WordPress のトップページを表示
- MAMP を開いて、 Preferences (設定)をクリック。
- Web Server タブをクリックし、 Document Root 右のアイコンをクリック
- WordPress のルートディレクトリを選択して OK ボタンをクリック
- Ports タブをクリックし、 Apache Port に 80 と入力して OK ボタンをクリック
- サーバーを再起動
- localhost/wp-admin/ にアクセスして WordPress をインストール
- localhost にアクセスして、ブログが表示されていれば OK
6 のインストールは前の記事で Heroku にインストールした時と同じ手順で。特に難しいこともないのでそのまま進めば良い。
最後に
これで Mac で動作する環境を作ることができた。もろもろのバージョンアップ等で動作しない可能性もあるので、その際には他の記事をあたったほうが良いかも。その時に最適な repo を探すのが良いはず。
次の記事では Heroku で画像アップロードしても heroku の再起動で消えてしまうことに対する対策を書いていく。同じくプラグインやテーマの問題についても触れようと思う。